
普段の稽古ではなかなか機会がありませんが、お酒と茶道の関係にも奥深いものがあります。
そもそも稽古でお点前を修練する目的は何でしょうか。
もちろんその根本には「おもてなしの心」を学ぶことがありますが、その心を表現する場の最終地点として「茶事」があります。
茶事で茶を点てることが、形式的には茶道における最高のもてなし。
お茶の稽古は全て茶事に集約されて行きます。
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その茶事ではお茶だけでなく料理が出ますし、お酒も振舞われます。
空腹を紛らわすために修行僧が懐に入れた石。そんな語源もつ懐石料理は、今では茶事時の食事とて食通を魅了するまでになりました。
そしてお酒。言わずもがな日本酒への趣向も自ずと深くなって行きます。
酒好きにも茶道の扉は開かられていますよ。