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茶道を始めたいと思っているあなたにちょっとだけお伝えしたい本当のところ。
「流派がいくつかあるけれど、その辺どうなの!?」という疑問、やっぱりありますよね?
表千家と裏千家、武者小路千家、その他諸派はどう違うのでしょう。
始めるにあたり、迷いますよね。
今回はその辺りを。
表面的な違いは多岐に渡りますが、一服の茶をもって「もてなす」という根源は皆同じでしょう。
なぜ表千家で始めたか。
なぜ裏千家を習っているか。
その選択において、始めから確固たる信念を持っていた人は、多くは無いと思います。
始めてみた茶道がたまたまその流派だった、という方が大半では無いでしょうか。
何事も出会い。
山桃庵は表千家流ですが、ご近所に裏千家流の教室があったり、友人に誘われたら遠州流だったりするかもしれません。
えいや!で始めてみることも大切。
何かしっくり来なければ、また後で変えてみればいいんです。
それでも、始めるからには多少のことは知りたいなというあなたへ。
表千家流は一般的には伝統を守り貫く、かたいイメージで知られています。
あまり遊ばず、千家本流の決まりをキチンと守り伝えていく、そんな流派でしょうか。
「質」を大切にという家元内弟子の言葉が印象に残ります。
それに比べて裏千家はオープンなイメージ。
良きものを臆せず取り入れ、発展的に伝統を継承していく流派です。
好みの道具や点前の種類も多く、地味な表千家に比べると派手さが見られます。
社会的な活動もメディアを通して多く発信しています。
茶道人口は圧倒的に裏千家流が多いです。
戦後、女子の学校教育に茶道が取り入れられて以降、裏千家がその広がりを力強く後押ししました。
その流れを受け、今でも裏千家流の人口が多くなっているそうです。
ご自身の性格と照らし合わせると、茶道を始めるにあたり、より適した選択ができるでしょうか。
参考になれば幸いです。