
暑さ涼しさを肌で感じる感覚。
この触覚で感じる能力を他の感覚で補い、中和する力を、私達は自然と持ち合わせています。
例えば、暑い時には寒色系の着物を着て視覚に涼しさを求め、水の流れる音を聞いて体感温度を下げる。
また、香水を柑橘系に変えたり、ハッカを料理に使うのも暑さをしのぐ間接的な手法です。
そんな趣き深く豊かな工夫が、茶室にもたくさん見て取れます。
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写真は茶花で用いる桔梗。
茶室に一輪飾れば、涼しげな色で盛夏の稽古も楽しくなります。
そんな感覚にたくさん触れると、普段の生活ももっと豊かになりそうです。