床の間に力強い筆で一行。夏雲多奇峰(かうんきほうおおし)とあります。「夏の雲には奇妙な峰が多い」と読めますが、もくもくと空高くそびえる入道雲を、山々が連なる峰に例えています。 夏をひときわ強調させる真っ白な雲。目の痛くなるような日差し溢れる夏空。色彩の無い床の間に、吸い込まれるほどの鮮やかな「青」が描かれていました。 山桃庵のスポンサーサイトです。 SNS - All pages are welcome to share.