蓋裏やそれほど目立たない場所に、文字のようなマークのような印が、そっと書き記してあることがあります。
その道具を作った者や、その道具に価値を認めた者が、その行いの証として残したサイン。文字を崩してデザインされたこの印は花押(かおう)と呼ばれます。
戦国武将や時代時代の高僧、美術や工芸品の作家、茶道の歴代家元から現代の内閣総理大臣まで、世に名の通った名家や有名人は、この花押を好んで持つことがしばしば見られます。

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写真の水指は、その昔から名の通ったとある寿司屋の寿司桶でした。見立て道具ですね。
表千家ゆかりの人物が、この桶が茶道具として相応しいとまさに見立て、その価値を示すために自らの花押を蓋裏に残しています。

これで一寿司桶が茶道の名品に。
茶道具と花押の興味深いお話です。
長くなったのでこの辺りで、、、

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