
プロローグ
お茶のお稽古って着物じゃないとダメなのかな?
着物持ってないし、あっても一人じゃ着られない。
仕事帰りの稽古じゃそもそも着物は無理ですよ。
そんな心配もっともです。
このコラムは山桃庵の稽古を前提に書いています。
教室によっては考え方が異なることもあると思いますので、予めご了承ください。
着物じゃなくても大丈夫。
おそらく大半の茶道教室は、着物の着用を必須としていないと思います。
この時代、着物は普段着ではありませんし、着物を着るって結構イベントですよね。
茶道に限らず「和」系の習いごとは、服装が気になります。
もちろん正式なことを言えば茶道の正装は和装。着物です。
男性はそれに加えて袴が必要。
でも普段の稽古では洋服が普通ですよ。
実際、山桃庵でも洋服で多くの方が稽古をされています。

大切なことは所作。
着物を着なくてもいいんです。洋服でも大丈夫。
でも大切にして忘れないで欲しいことがあります。
それは茶道の所作が和装を前提としいること。
特に、初心のうちに集中的に稽古する基本の所作、立ち居振る舞いは和装を前提とした動きです。
ズボンやスカートなどの洋装と着物の和装とでは、体の拘束が違います。
身体の動かし易さが違うのです。
その動きの中で全ての所作が決められています。
だからこそ、洋服でも着物を着た気持ちで稽古に臨んで欲しいのです。
それだけで十分。
着物は無理だからと、茶道を諦めるのは勿体無いですよ。
さぁ、茶道を始めよう!!
洋服でも大丈夫。
気軽に茶道教室の門をたたいてみてくださいね。
着物じゃないとダメですと言われたら、ぜひ山桃庵へ!!(笑)
茶道を続けると、着物を着てみたいなと、不思議とそんな気持ちになってきますよ。
茶道の稽古に最適な稽古着も市販されています。
是非チェックしてみてください。