今日は一日時雨ました。
静かに籠って土風炉の灰型に取り組むことにしました。
作業の順に記録しましたので御覧ください。

風炉に五徳を据えます。
釜を風炉の中心に置き、羽落ちが風炉の肩より1~2センチ下がるように調節して五徳の位置と高さを決めます。

風炉の真ん中、釜底部分の灰の高さを定めます。
風炉の真ん中に灰を入れ、丸ぎっちょ炭を立てて釜を懸けます。
炭と釜底との間が2センチ弱程空くように、灰の量を調整します。

灰型の仕上がりをイメージしながら、灰を入れ込んでいきます。

灰型の概形を整えます。筆を使うと便利です。

灰さじを使って灰を押さえます。
時間がかかりますが根気よく作業します。

綺麗に押さえ終わったところで前瓦を入れます。

鱗灰を蒔いて仕上げました。
風炉の灰型づくりは時間がかかり、根気のいる作業です。
それでも慣れると手早く仕上げられるようになります。
山桃庵では風炉の灰型講習を毎年行っています。
今年は新型コロナウイルスの影響で、講習時期は未定ですが、興味のある方は是非ご参加ください。
また、表千家流の風炉の灰型づくりには欠かせない灰匙の販売も行っています。
なかなか入手困難な灰匙ですので、まだお持ちでない方はこの機会に是非ご購入ください。